MT4のEAにおける通貨ペア

MT4におけるEA運用において通貨ペア選びは大切なポイントです。EAは開発者が想定した通貨ペアでないとパフォーマンスに影響が出る恐れがあります。開発者の方は、さまざまな条件でバックテストを行いながらロジックの有効性を確かめます。そのロジックにあった通貨ペアで運用していないと、想定している結果が出ない可能性があります。多くのEAでは推奨される通貨ペアが記載されています。推奨通貨ペア以外で運用する場合は、ご自身でバックテストを行いロジックと通貨ペアの相性に問題がないかを検証してください。

MT4のEAにおいてメジャーな通貨ペアは、米ドル円やユーロ円です。比較的動きが安定しており、ロジックにおいても互換性がある場合が多いです。ユーロドルは取引量が世界一で、EAでも運用しやすい通貨ペアです。EAを複数の通貨ペアで運用する場合は、MT4も複数で起動するようにしてください。エラーを防ぐためにも基本的にひとつのMT4でひとつのEA稼働です。また、通貨ペアによってパラメーターの設定値を変えたほうがいい場合もあります。こちらは運用前にバックテストで検証してリスクヘッジをしてください。なお一部EAでは、指定の通貨ペアでしか稼働しないものもありますのでご注意ください。

MT4でEAのロット数を変更する

EAのロット数はMT4のパラメーター設定で変更することができます。基本的にはEA作成者が検証した最適な値でトレードするほうが、低リスクで最大のパフォーマンスを発揮できます。ロット数だけでなくパラメーターの設定を変更する場合は、バックテストやデモ口座で十分に検証を重ねてから実取引で稼働させてください。ロット数を変更する前にポジションがないことを確認した上で一旦EAの稼働を停止してください。

ロット数を変更するには、パラメーター入力画面の「Lots」(FixLots)の項目で変更します。(パラメーターの変数名はEA開発者によって異なります。)0.1ロットは1万通貨、1ロットは10万通貨です。この値が大きくなると、ハイリスクハイリターンの取引となります。

「MM_Risk」(Risk/MM_Levenaなど)は発注ロット数を調整します。MM_Riskの値が大きいと口座資金量に対し、発注ロット数が大きくなり、こちらもハイリスクハイリターンの取引となります。リスクを低くしたい場合は、この値を下げてください。

EAの資金管理においてロット数の計算は非常に大切です。リスク管理のためにもしっかりと事前に計算したうえでロット数を変更してください。少しの変更でEAの運用結果が大きく変わることもあるので注意が必要です。

MT4でEAのパラメーターの入力方法を解説

各EAはMT4のパラメーター設定で値を変更することができます。この値を変えることで、さらなる利益を追求したり、取引回数を増やしたりなど、自分好みのEAにカスタマイズすることができます。リスクの管理にも役立ちます。パラメーターの入力の仕方について解説します。
パラメーター設定

  1. チャート上で右クリックし「エキスパートアドバイザ」→「設定」を選択。
  2. 「パラメーターの入力」タブを選択。

パラメーターの入力画面の「変数」欄の名前は開発者によって異なります。不明な場合はEA開発者に問い合わせてください。主な入力項目は以下のとおりです。

▷MAGIC NUMBER
EAの識別番号です。
▷LOTS
ロット数の設定で、値が大きくなるとハイリスクハイリターンの取引となり、小さくなるとローリスクの取引となります。
▷AUTOTIME
MT4はサーバーが設定されている国の時間が基準となっているので、ここで変更ができます。
▷MM
複利設定です。「true」は複利設定オンで、MM_Riskに入力されている数値(係数)からEAの自動計算で発注ロット数が決められます。「false」は複利設定オフで、FixLotsに入力されている値(固定ロット)で発注されます。

パラメーターの入力は初心者には難易度の高いものになっていますので、知識が浅いうちはEAの初期設定のままで運用するのが安心です。

MT4のEAは右肩上がりのグラフのものがおすすめ?

MT4のEAを選ぶにあたり、まず着目するのはバックテストですが中でもグラフは、視覚的にもEAの成績が判断しやすく一番目につくものでしょう。リスクの少ないEAの選び方のポイントにもなります。一般的に「右肩上がりのグラフ」がいいと言われていますが、リスクが少なく安定したEAであるかを判断するには以下を参考にしてみてください。

▷安定安全のグラフ
きれいな右肩上がりで、損失があったとしても短期間で回収できているのであれば安定性のあるリスクの低いEAと言えます。グラフがガタガタだと、最終的に利益を出していたとしても、途中で資金を減らしたりその損失に耐えきれなくなってしまったりするリスクが大きく、安心して運用できるEAとは言えません。

▷右肩上がりのグラフ
ナンピンマーチンゲール式のEAは一見きれいな右肩上がりのグラフに見えますが、グラフ下部の取引ロット数を示す棒グラフに着目すると激しく上下を繰り返しています。この手法はまとまった資金が必要だったり、大きな損失を出すリスクがあるので右肩上がりだからといって食いつかないようにしてください。

▷ドローダウンが大きい
いくら安定して利益を出しているとしても、ドローダウンが大きいEAだと安心してEAを運用できません。